医師紹介・治療理念

当院について

当院について

西川内科・呼吸器クリニックは、専門医による質の高い内科・呼吸器・整形外科診療を中心に、なんでも全身の病気を気軽に相談できる地域のかかりつけクリニックです。地域に根ざしたクリニックならではの医療を幅広く提供し、さらに喘息や肺気腫、睡眠時無呼吸症候群などの呼吸器疾患、そして整形外科の専門治療も患者さん一人一人に合わせて行うことを目指しています。

なんでもご相談してください

特に大病院では、専門科が細かく分かれすぎていて「どこを受診したらいいかわからない」「症状や疾患ごとに違う先生を受診しないといけないので大変」といった声をよく耳にします。専門科にだけ通院していて、不幸にも別の病気で手遅れになってしまうことも時に経験しました。
そういったことがないように、院長副院長ともに内科系の認定医も取得し、内科一般や救急医療についても幅広く経験を積んできました。まずはどんな症状でも気軽に相談をしていただいて、当院で対応できるものはなんでも対応して参ります。幅広く患者さんの健康を手助けできれば幸いです。

大病院より、身近で気軽に専門医療

専門である呼吸器内科については、日本呼吸器学会呼吸器専門医として、高度医療機関と同等レベルの診療を提供いたします。総合病院の専門性と、クリニックのアクセスの良さ・かかりつけ医の相談のしやすさ、どちらも兼ね備えたクリニックにしたいと思っています。
特に喘息やアレルギー診療については、専門医と非専門医ではかなりコントロールに差が出ることをよく経験いたします。また近年の医療の発展はめざましいものがあり、「最善」とされる医療が数年で変わってしまうことも少なくありません。常に最新最善の医療を地域の皆様に提供できるよう、日々努力して参ります。

院長挨拶

院長挨拶

2022年4月に2代目院長を拝命いたしました庭本圭美(旧姓西川)と申します。

ここ王寺町の地に父・西川勝仁が1996年に開設し、整形外科医院として長年地域の皆様にお支えいただいてきた当クリニックですが、この度娘の私が承継させて頂くこととなりました。

小さい頃はよく移設前のクリニックに出入りしていたため、あの小さかった子が、と声をかけていただくことを嬉しく思っています。京都府立医科大学を卒業してからは初期研修を通じて全診療科を幅広く学び、救急医療や地域医療などを通じて様々なことを経験しました。内科の中でも呼吸器内科を専門としたのは、喘息などのアレルギー疾患から肺癌、結核などの感染症、膠原病など、幅広く疾患を診る科であったことに加え、進行していく疾患をもつ患者様やそのご家族に寄り添った診療がしたいと思ったからでした。

医師として成長していく中で、この地で長く地域の方々の診療をしてきた父の姿をみて、改めて私のなりたい医師像だと思うようになりました。一人一人の患者様を長く診療していきたい、健やかに過ごしてもらいたい、そして、そのご家族との関わりも大切にし、思いやりのある医療を提供したいと思っています。

これからは今までお世話になった王寺町で、夫である副院長とともに質の高い内科・呼吸器内科・アレルギー診療を行っていくと同時に、なんでも気軽に相談できるような優しいかかりつけ医になるべく、精進してまいります。

どうぞこれからもよろしくお願いいたします。

略歴

  • 京都府立医科大学 卒業
  • 京都府立医科大学附属病院 研修医
  • 大津市民病院 内科
  • 京都市立病院 呼吸器内科

資格

  • 日本内科学会 認定内科医
  • 日本呼吸器学会 呼吸器専門医
  • 難病指定医
  • 身体障害者手帳指定医
  • 緩和ケア講習会 修了
  • BLS・ICLS 修了

副院長挨拶

副院長挨拶

副院長を拝命いたしました庭本崇史と申します。
妻圭美とともに、王寺町の皆様の健康のお手伝いをさせていただきたく思っております。

呼吸器内科は、喘息や肺気腫、肺がんをはじめとしてお困りの患者さんが多い診療科ではありますが、専門医の数が極めて少ない科でもあります。私は大学を卒業した後、京都の基幹病院にて内科一般および呼吸器診療を経験し、京都大学大学院にて間質性肺炎をはじめとした難病の研究・診療を行って参りました。専門医が少ないために、私のところに紹介受診された時には残念ながら進行してしまっていることもしばしば経験し、心苦しい思いをしたことも少なくありません。

困った症状を相談しやすく、早期に的確な診断や治療ができるようなクリニックを目指したいと思っております。そしてこれまで学んできた経験が、肺や呼吸についてお困りの患者さん、そしてその他の内科一般の疾患についてお困りの患者さんの一助となれるように頑張って参ります。

略歴

  • 京都府立医科大学 卒業
  • 京都大学大学院医学研究科 卒業
  • 京都市立病院 研修医
  • 京都市立病院 呼吸器内科
  • 京都大学大学院医学研究科 呼吸器内科学
  • 同上 客員研究員(兼任)

資格

  • 医学博士(甲 京都大学)
  • 日本内科学会 認定内科医
  • 日本呼吸器学会 呼吸器専門医
  • 難病指定医
  • 身体障害者手帳指定医
  • 緩和ケア講習会 修了
  • BLS・ICLS 修了

ドクターズファイル

院内紹介

当院でできる検査

  • レントゲン検査

胸部レントゲンでは、肺のおおまかな異常や心臓の大きさ、胸水の有無などが確認できます。精密な肺の検査(肺癌検索等)には胸部CTをお勧めいたします。
また、関節や骨の痛みにもレントゲン検査を行います。骨折やリウマチ、変形性関節症等の診断が可能です。これにつきましても、小さな骨折の診断にはCT検査が有用です。

レントゲン検査
CT検査
  • CT検査

当院では16列のHRCT(高分解能CT)を導入しております。
レントゲン検査では検出不可能な小さな肺癌や間質性肺疾患の診断、経過観察ができます。また、その他の内臓疾患の診断にも大きく役立ちます。
CTでは放射線被曝が気になる方もおられるかもしれませんが、当院のCTでは低線量CTという被曝量を減らした撮影も可能です。詳しくは内科医師にお尋ねください。

  • 呼吸機能検査

喘息や肺気腫、COPD、間質性肺疾患の診断や経過観察に行なわれます。「喘息の気がある」と言われたことのある方も多いと思いますが、喘息の疑いがあると将来的に施行しにくくなる検査があります(造影剤を使用したCT、MRI等)。きちんと検査をし、専門医による診断を受けることが重要です。

呼吸機能検査
FENO検査
  • FENO検査

喘息や咳喘息の診断、経過観察に用います。呼気中に含まれる一酸化窒素(NO)の値を測ることで気道のアレルギーの度合いを見ることができます。従来は自覚症状や聴診だけに頼って経過を見ていた喘息や咳喘息を、数値によって客観的に評価することで、より適切な診断や治療選択ができるようになります。

  • アレルギー検査

View39という検査で、下記の39種類のアレルゲンについて検査が可能です。また、この中の項目を絞って検査することも可能です(例えば花粉症セット、食餌系セット等)。
ただし、検査結果が即ちそれらのアレルゲンに対してアレルギーが有る/無いと断言できるものではありません。詳しくは内科医師にお尋ねください。

吸入系アレルゲン

<吸い込んで体に入るもので、アレルギーの原因となりやすいもの>

  • 室内の塵:ヤケヒョウヒダニ、ハウスダスト
  • 動物:ネコ、イヌ
  • 昆虫:ガ、ゴキブリ
  • 樹木:スギ、ヒノキ、ハンノキ、シラカンバ
  • 草:カモガヤ、ブタクサ、ヨモギ、オオアワガエリ
  • カビ:アルテルナリア(スズカビ)、アスペルギルス(コウジカビ)、カンジダ。マラセチア、ラテックス

食餌系アレルゲン

<食べて体に入るもので、アレルギーの原因となりやすいもの>

  • 卵:卵白、オボムコイド
  • 牛乳:ミルク
  • 小麦:小麦
  • 豆、穀物、ナッツ類:ピーナッツ、大豆、そば、ごま、米
  • 甲殻類:エビ、カニ
  • 果物:キウイ、りんご、バナナ
  • 魚、肉類:マグロ、サケ、サバ、牛肉、豚肉、鶏肉
  • 睡眠時無呼吸検査

睡眠時無呼吸は、夜間のいびきや日中の眠気を引き起こす疾患です。最近では、糖尿病や高血圧、脂質異常症等の生活習慣病と同等の血管リスク(脳梗塞や心筋梗塞等になるリスク)になるとされています。
当院では、ご自宅で検査可能な簡易ポリソムノグラフィー(簡易PSG)が施行できます。簡易PS G検査とは、就寝時に小さな装置を指や鼻に装着して一晩の睡眠中の呼吸・心拍や酸素飽和度を測定する検査です。
中途覚醒や睡眠熟睡度、睡眠時無呼吸の有無はもちろん、いびきの有無、いびきの呼吸への影響などが明らかになります。
検査機器は当院から直接貸し出すことも可能ですし、ご自宅に郵送することも可能です。
すでに他院で実施されている場合は保険適用できないことがありますのでご了承下さい。

簡易PSG検査にて無呼吸の指標(AHI)が40以上の場合はCPAPという治療が開始できます。AHIが20−40の場合は入院による精密PSG検査が必要です。近隣医療機関との連携により、スムーズに検査が可能な体制を構築しています。

  • 心電図検査、ホルター心電図検査

心電図検査では心筋梗塞や不整脈の診断が可能です。心臓疾患のスクリーニングに適した検査ですが、心電図を測定している時に症状や発作が起こっていなければ異常が検知できません。
その場合にはホルター心電図検査をお勧めしています。ホルター心電図検査とは、簡易的な心電図を24時間測定し続ける検査です。不意の不整脈発作や自覚症状の無い不整脈が検知可能なので、重篤な状態に陥る前に治療介入が可能になります。

心電図検査、ホルター心電図検査
エコー検査
  • エコー検査

当院ではエコー検査を当日でもお受けいただくことが可能です。エコー検査は超音波を使用して内臓や血管を評価することが可能ですが、一切合併症のない検査です。

  1. ① 心臓エコー検査心臓の弁の逆流がないか、心臓全体の動きが元気かどうか、心臓の周りに心嚢液といわれる液体が貯留していないかどうかなどが観察できます。
  2. ② 腹部エコー検査肝臓や膵臓、腎臓、脾臓、胆のう、膀胱、前立腺といったお腹の臓器の簡単な観察ができます。
  3. ③ 頸部エコー検査首の動脈の動脈硬化の程度を観察する事ができます。
    頸動脈は脳に血液を送っている重要な血管です。この動脈が詰まったり狭くなったりすることで、脳梗塞を生じる場合もあります。
    頸動脈は全身の血管の状態を表していると言われていますので、首の血管が細いということは、心臓などの血管も細いということになります。いろんな病気の危険が高いということを表しています。
    動脈硬化のリスクのある、高血圧や糖尿病、コレステロール血症の患者さんやタバコを吸っている患者さんは1年に1回は受けることをお勧めしています。
  • 骨粗鬆症検査(MD法)
  • 血液検査、尿検査

当院では、血液検査、尿検査を外部(ファルコバイオシステムズ)に委託しています。
検査を正確に行うため、検体回収を1日複数回来ていただいております。
そのため土曜日や夜診にいらっしゃった患者さんの採血もきちんと処理する事ができます。

  • 便潜血検査

検診で広く使用されている方法で、専用の細い棒で便の表面をとって便の一部を検査に出すだけの簡単な検査です。
この検査だけで全ての大腸癌がわかるわけではありませんが、消化管のどこかで出血していたり、隠れている癌を発見できる可能性があります。大腸癌は年々増えているので、その早期発見のためには有用な検査です。

当院のコロナ対策

当院では、新型コロナウイルスが流行し始めた当初からコロナ対策を続けながら、みなさんが安心して普段通りの診察が受けられるように配慮し続けてまいりました。

また矛盾するかもしれませんが、内科・呼吸器の地域のかかりつけ医として、「熱がでたら診てもらえない」という不安を解消するためにすべての発熱患者さんを診察させていただくつもりです。
熱や咳がでているという理由で診察をお断りすることはありません。ただし風邪症状の患者さんは完全予約制とし、動線を完全に分けることで、診察と院内感染予防を両立できるものと考えています。

これは当院の内科医師が、総合病院で感染症診療を長年経験(新型コロナ以前も、結核診療等で動線を分けた外来をして参りました)してきたことで成立するものと考えております。

普段のかかりつけ患者さんにも、発熱患者さんにも安心して受診いただける環境を提供させていただきます。

スタッフ

  • 当院のスタッフは全員が新型コロナワクチンブースター接種済です。
  • スタッフのマスク着用、勤務開始前の検温を行っています。

院内設備

  • 入口にアルコール自動消毒器を設置しています
  • 空気感染(エアロゾル感染)には換気が最も大切とされています。当院では24時間徹底して院内の換気をしております。
  • オゾン消毒付き空気清浄機で定期的なウイルス除去+夜間の徹底的なウイルス除去を行っております。
  • HEPAフィルター付き空気清浄機を2台設置しています。リハビリ中も安心です

定期受診の方へ

  • マスク着用にご協力おねがいいたします。マスクをお持ちでない方には無料で配布致しますので受付でお申し付けください。
  • 入口での手指消毒にご協力をおねがいいたします。
  • 体調不良などあれば、受診前にお電話いただければ対応させていただきます。

発熱や風邪症状で受診希望の方へ

  • 当院の発熱外来は完全予約制です。予約後、ご到着されましたらお電話(0745-73-6474)ください。院外(自家用車でお越しの方はご自身の車内、徒歩や自転車の方はプレハブ内)で、まずコロナ抗原検査を行います。5分~20分で結果がでます。感染リスクが低いと判断した方はプレハブ内で診察や検査を行っていきます。
  • 当院ではコロナの検査が可能です。症状のある方には抗原検査を薦めていますが、無症状の方、抗原が陰性でもコロナ感染が否定できない方にはPCRをうけていただいています。結果は翌日にお伝えできるようにしていますが、委託先の状況次第では数日かかる場合もございます。
  • 無症状の方、渡航前の方のPCRも受け付けています。12,980円(証明書付き)です。鼻咽頭ぬぐい(nasalesophageal swab)、唾液法(saliva)いずれも対応可能です。英文証明が必要な場合は1000円追加いただいています。当院の証明で入国可能かは各国大使館にご確認をおねがいいたします。

アクセス・診療時間

住所

〒636-0012 奈良県北葛城郡王寺町本町4丁目46-50
※168号沿い 駐車場完備※

医院専用駐車場をご利用ください。

医院専用駐車場

電話番号

0745-73-6474

診療時間

休診日日曜、祝日
庭本崇史医師 庭本圭美医師
内科
診療時間
8:30~12:30
14:00~16:00
16:00~18:30