今年の花粉症はかなりキツそうです・・・

今年の花粉の飛散量は例年の2倍、去年の10倍と言われています。

今年は花粉の飛散量が多いという予想が出ており、花粉症の症状が強く出る可能性が高いとされています。

花粉症は、目や鼻のかゆみ、くしゃみ、鼻水などの症状が現れ、その重さによっては集中力の低下や睡眠障害などの影響が出ることがあります。

花粉症になる原因は、花粉が鼻や目の粘膜に付着し、それによって免疫反応が引き起こされることです。花粉症の治療法は、症状の軽減や予防に向けて、抗ヒスタミン薬やロイコトリエン拮抗薬、鼻スプレーなどが用いられます。

対策

今年の花粉症に備えて、以下のような対策が有効です。

  1. マスクの着用:花粉を吸い込まないために、マスクの着用が効果的です。市販の花粉対策マスクや、N95マスクなどの高性能マスクを使用すると効果的です。
  2. 室内での対策:花粉が多く飛散する時間帯や日には、できるだけ室内に滞在するようにしましょう。外出した場合は帰宅後すぐに、顔の周りを水で洗うことも効果的です。また、エアコンや加湿器を使用すると、花粉の侵入を抑えることができます。
  3. 洗濯物は室内干しに:今の時期は洗濯物に大量の花粉が付着します。花粉症がきつい方はできるだけ室内干しの方が良さそうです。

以上のような対策を行うことで、花粉症の症状を和らげることができます。症状がひどい場合は、早めにご受診いただき、適切な治療を受けることが大切です。

また、舌下免疫療法(減感作療法)という治療法も有効です。副院長自身がスギ花粉の舌下免疫治療を行なっており、絶大な効果を実感しています。

これらを含めた薬物療法については以下にまとめていますので、ご一読ください。

自宅や職場でLINE電話をするだけ。薬がご自宅に届きます!

また、花粉症の治療はオンライン診療でも行うことができます。ご自宅にいながら、LINE通話をするだけで薬が家に届きます。是非この機会に一度お試しください。

おまけ(花粉症に劇的に効く?!注射薬について)

花粉症に劇的に効く注射薬についてSNS等で見たことがある方もいるのではないでしょうか。

これについては注意が必要です。

・保険診療で高額:おそらくゾレア

→これについては全く問題ありません。高額ですが効果は絶大で、副作用もほぼありません。値段さえ気にしないのであれば、通常の飲み薬で効果が不十分な場合には検討してもいい薬です。

・自費診療で高額:おそらくケナコルト

→これについては受けてはいけません。確かに花粉症にはよく効きますが、中身は長期間作用型のステロイドです。ステロイドは難病などには大変有効な薬ですが、副作用も大変多い薬です。使う際には「得られる効果>起こるかもしれない副作用」であることを前提に、きっちりと副作用をチェックしながら慎重に使う必要があります。花粉症にケナコルトは、例えるなら「皮膚が痒いからノコギリでゴリゴリ掻いた」くらい釣り合いません。

ただしケナコルトの副作用は目には見えないし実感もし辛いものです(免疫低下や骨粗鬆症、糖尿病の悪化など)。患者さんには副作用のことなどわかるはずもありません。どうかご注意ください。